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DATE: 2006/10/21(土)   CATEGORY: 未分類
夜中も3時に
ちょうど6年位前かな、ブラックミュージックにはまり
ギターを通してブルースと言われる物から70sのロックバンドへと
のめり込んでいったな。
そのほとんどは当時バイトしていたエロビデオ屋のオヤジに教わったんだけど
サムライも当時はVoがいて俺はギターだけ弾いていて、正直全然弾けてなかったけど…でもあの当時に練習した事が今の土台になっていると思う。
その頃は日本人だと山口富士夫のギターには「この世の物じゃない」的な物を感じていた。
そして千葉バンドマンの友人キーチ君が持ってきてくれたのが
菊こと柴山俊之と鮎川誠率いる「サンハウス」

もちろんルースターズは大好きだったし、九州のロッカーには
凄く影響されてきてた。
ただこの「サンハウス」にはまったく違うショックを受けた。
同時に聞いていたブルースやR&B、ブルティッシュロックのエキスをギュッと絞られたサウンドに菊のブルースを下地にした日本語独特の詩、完全に自分と言う個を武器にした唄に完全KOされた。

横浜のゴールデンカップスなんかもこの時期に憶えてスーパーセッションを聴いた時は鳥肌が立ったし、テクニックと不良性に衝撃を受けた。
ただ決して比べる訳じゃないけど俺の好みは完全に「サンハウス」だった。

ワンフレーズでアレだなと元ネタが見えたりする所も
その意思がハッキリとしていて借り物じゃない
一曲一曲のリズムに対する確信、奇跡的なリードギター
なんと言っても時には卑猥に時にはロマンチックに唄う菊のワンアンドオンリーなヴォーカルスタイルに惹かれていった。

30年経った今でも聞くたびに色々な発見があるしヒントをもらっている、個人的に思うにやっぱり「サンハウス」の魅力は音楽に対する姿勢、音楽だけに重点を置き追求しベストを尽くし、自分が自分でいる為に不本意な事はしなかったその姿だと思う。
それは今の柴山さんを見れば分かる気がする。

まぁまったく今年は色々体験させてもらってなるべくいちいちビックリしないようにしてるんだけど。
やっぱり憧れのロッカーと共演できるのは嬉しいし、緊張するなぁ…6年前じゃ考えもしなかった事だしなぁ
明日ってもう今日か、弦も張り替えたし準備はOKだけど寝れないぞ、これって緊張?
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DATE: 2006/10/19(木)   CATEGORY: 未分類
国境を越えて#21さらばアメリカ
約一時間近くバスに揺られてLAXに到着。
俺は無事LAXにたどり着いたことに安心し、何故か自信満々だ
運転手にお礼を言いギターを担いでタクシー乗り場へ

さすがにロスはサンディエゴと違い都会のジャングル
騙されるほうが悪いんだ的な空気が漂っている
そんな温度差も感じながらも強気で行く

なんとか目的の宿に到着、が、しかし
確かに予約していたにもかかわらず、
予約はされてないと言うではないか、「兎に角泊めてくれ」
と伝え、不本意ながらも部屋を借りることができた。
(でもこの事はタイチが予測していたのでそんなに驚かなかった)
まぁ何はともあれサンディエゴから一人でロスの宿までたどり着けた事に今までに味わったことの無い達成感を覚え速攻でビールを買いに行き自分に乾杯をした。

時計を見ると夕方の6時を過ぎていた。
オーシャンビーチには夕日が差し込んでいる頃だろう
ココアマンは一人で何をしているんだろうか
無事着いた事を伝えたいが今の俺には手段が無い
兎に角日本に帰ってからだ

その夜は随分早く寝てしまった。
そしておかしな夢を見ました。もし夢にその時の精神状態が影響
するならば俺はスーパーマンにでもなった気になっていたんだろう。
だって夢の中で俺は空を自由に飛んだりしていて
まるで超人だった。途中汗だくになって目が覚めたのを憶えてる

そして翌朝7時頃目が覚め朝食をとりに行く
他の旅行者(中年の夫婦)に交じりパンを食べコーヒー
アメリカに行く前からコーヒーは好きだったはずだが
何故か帰ってきてからやたらとコーヒーになってしまった。
今まで自分で作って飲むなんてしたこと無かったのにな、何故だろう…

ロッジの前でぼ~としていると中年夫婦に
「ギターを弾いているのか?」と話しかけられる
日本からベガスに演奏をしにきて十日ほどアメリカに居た
今日帰らなきゃならないけど、できれば帰りたくない、と
自分でもビックリするくらい落ち着いて話せた。
厳密に言えばちゃんと話せてはないんだけどね。
まぁ初日だったらパニック状態になっていたんだろうなと思う。

そろそろ空港に行かなけりゃ、フロントでロッジのバンを指差し
「あのバンは空港に行きますか?」と聞くがかなり適当に答えやがる、頭にきたので直接運転手の所に言って「俺は空港に行きたいんだ」と伝えるとすんなり乗せてくれた。

少し予定よりも早い時間に空港に到着した。ロスに住む日本人の人と立ち話をして出国審査へ
これも結構緊張したね。皆ベルトから何から身につけている物全部はずしている。
俺は土産を何一つ買ってなかったのでこっちで買った100円ライターを持って帰ろうと思った。
でもどうせ見つかるだろうなとダメもとでギターケースのポケットにライターをしまっといた。
すると何も引っかかる事無く通過、何だかついてるなぁ

しばらく読書しつつ時間をつぶし、午後12時50分発の機内へ
これで本当にお別れだ、ココア無事に帰って来い

少し恥ずかしいが正直俺はアメリカで物凄いカルチャーショックを受けた
この歳でこんなんなのに、もし10代でこんな所に来たらとんでもないショックだろう。
実際に戻れなくなる人もいるだろうし、そこで人生の決定的な何かが決まってしまうかもしれない
今回はラッキーな事にバンドで行けた。だけど100歩譲らしてもらうと、今まで少なくともサムライデリカテッセンは真剣に音楽をやってきたつもりだ。
あくまでも俺達の価値観で音楽を最優先にしてきた、敬愛するミュージシャン達に遠く及ばずも、少しでも近づきたくて何度か壁を乗り越えてきた。そして何かしら削り落としてきた
だから今回のアメリカは俺達にとって本当にやってきて良かったと思える事と同時にこれから生きていく大変なエネルギーをくれた。
そして西海岸産の音楽が、アメリカンロックがなぜああ言う音になるのかが100枚のレコード聴くより実感できた。
俺は思いました。男4人が同じ意思を持てば何も怖くありません

まぁ俺達はロックンロールバンドだから兎に角演奏で表現して行こうと思います。近々この旅を元に作った新曲達を発表できたらと思っています。

約10時間のフライトを終え成田に到着し
速攻でうどんを食べに行き、ウーロンハイを飲んだ
夜家について10日振りに髪の毛にくしを通した
髪の毛はボロボロになっていた、日に焼けていた
少し痩せていた、テンが近寄ってきた、迷わず頬ずりをしてきた
そうだ、自分次第でどうにでもなる!!

追伸:この渡米日記を読んでいてくれた方々ありがとうございます。
元々文章苦手なので読み苦しかったかもしれませんが、これからもなるべく色々と書いていくんでヨロシクッす。
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DATE: 2006/10/17(火)   CATEGORY: 未分類
国境を越えて#20
更新遅れまして、もしこれを読み続けている人がいたら
ごめんなさい、ちょっと関西ツアーに行ってました。
今回のツアーも西のパワーをもらってきました。
まぁ今度書きますわ、それでは続きを


オーシャンビーチからサンタフェ駅行きのバスに乗る
途中随分ゴキゲンなオヤジが乗ってきた
片腕にギブスをはめて声はしゃがれて良い感じに壊れている
どーやら誰かと喧嘩をして片腕をやられたみたいだが
「片腕だけでもいけるぜぇ~」とイケイケだ。
途中でっかい乳母車と二人の子供を連れた
黒人の親子が乗ってきた。
オヤジは片手で乳母車を持ち上げ、長男の男の子を隣に乗せ
窓の外に向かって子供に何か語りかけている。
お母さんの方は安心して子供をオヤジに預けている
日本じゃあまり見れないシーンだね。

サンタフェ駅に到着しオヤジと俺達で乳母車を降ろしお別れ

サンタフェ駅は広々とした空間で美しい建物だ
チケットカウンターへ行き「兎に角俺はロスに行きたいんだ」を
連発しなんとか切符を手に入れる。
列車が出るまで時間があったのでココアとダウンタウンに
「アメリカンバンク」を探しに行ってみるが、
なかなか見つからない、ビーチの方とは違い高層ビルが立ち並び
ビジネスマンや観光客らしき人たちが沢山歩いている。

二人でトボトボ歩いているとまたもやごっついメンに
呼び止められる、フィルのTATOOが気になったみたいだ
彼も俺と同じTATOOを入れていた。
「アメリカンバンクを探してるんだけど」と聞いてみるが
彼も詳しい場所は分からないみたい、すると彼は友達に電話で
聞いてみると言いだした。俺達は気持ちだけでも嬉しいので
「もう少し探してみるよ、ありがとう」と伝えまた歩き出した。

俺もそろそろ列車の時間が近づいていたのでここで別れる事に
「気をつけて」と握手を交わし駅へ向かう
来る時は皆一緒だったけど、こうやって一人づつ帰っていく
それぞれ何かを持ち帰れば、常につるむ必要なんてない。
ココアもこの後色々な体験をしたみたいだ。知りたい人は
直接聞いてみよう。見た目ほど怖い人じゃないからね。

さぁここからは一人だ、団体行動が苦手とでも言うのかワガママ
なのか結構一人でフラフラしてる俺だけど
さすがにコレは緊張するぜ。

切符を駅員に見せ何とか13時発のアムトラックに乗れた
列車は二階建てになっていて、迷わず二階へ
4人がけのボックスに座る、列車が動き出す
さらばサンディエゴ、こんな美しい街に来れて本当に良かった…
ここで過ごした時間は一生忘れないし、
ここで感じたことにこれからの人生を左右されるだろうよ。
また必ず来るから。

そこからはもう「世界の車窓から」のまんま、左手には海
右手には広大な山々、二つ目の駅で俺のいたボックス席に
スゲーカワイイ女の子が乗ってきた…ずっと
ロスまで一緒だったんだけど一言も声をかけられなかった…
まったく情けない…
途中の駅で窓の外を見ていると、列車を降りたおばあちゃんに
小さい子供が走りよって行き抱きしめ合うシーンに
なんとも言えない暖かい気持ちになった。

約2時間30分の列車の旅を終えロスに到着、ここからが勝負
予約した宿に行くには、まずLAXに行かねばならない

まず地下鉄を探す。何とかして見つかるも何度か乗換えが必要で
俺には複雑すぎる、こうなったらバスだと地上を目指す。
バスターミナルに出るがどれがどれだか分からない
こうなったら「I Want Go」作戦だ
またまた駅構内に戻り、チケットカウンターへ
黒人のオバサンに「兎に角LAXへ行きたいんだ」と言うと
LAX行きのバスをメモに書いて渡してくれた。
ふたたびバスターミナルへ行く、教えられた通り歩いていくと
ありました。チケットを購入しバスに乗り込む

バスがLAXを目指し走り出した。
この時なぜか物凄い達成感がジワジワと押しよせてきて
きっと俺はニコニコしていたと思う。
窓の外はロスのダウンタウン、やったぜユダちゃん!
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DATE: 2006/10/12(木)   CATEGORY: 未分類
国境を越えて#19サンディエゴ
側頭部がズキズキ痛む
寝ぼけてベッドの手すりに思いっきり頭をぶつけたみたいで
完全に目が覚めてしまった。
外はまだ暗い、他の連中は眠ってるみたいだ。
そ~とベッドを降りて外に出た。

ホステルはビーチのメインストリートに面した所に建っている。
時計を見るとまだ朝の5時頃で結構冷える
通りは静かに寝静まっているけど、まだ昨夜の宴の余韻が
残っている、空は紫色だし何だか気持ちは凄く落ち着いて
ちょっとした充実感が湧いてくる。
入口のスペースに腰をかけて煙草をすっていると
同じホステルに泊まる男二人組みがやって来た
「お前は寝ないのか?」
「目が覚めちゃったよ」
「そうか、俺達は寝ないぜ!」
と、何だか変なテンションに笑ってしまった。

少し朝日が昇りはじめて来たので、ビーチに向かう
しかも俺の下の段に寝ていたヤツが荷物を散乱させていたので
サンダルが見つからなくて裸足だった。
(でも本当はそいつが俺のサンダルをしまって置いてくれてたんだけどね)

そーだ桟橋を渡ろう、夜にしか歩いてないしな。

もうすでに何人かの釣り人達が糸をたらしている
橋の途中にあるカフェも開いていて、そこのおばさんは
最高にキュートな笑顔の持ち主だ。

橋のどん詰まりまで来て
昨日ココアと来た時と同じベンチに座ると夜明けの町が見える
なんて美しい所なんだろう…
今日俺はサンディエゴを出なければならない
美しい町、美しい海、美しい笑顔、
昇り続ける朝日を見ていると、自分はバンドマンだとか
日本人だとかも、辛かった事も、嬉しかった事も
そんなさまざまな思いもどこかへ行ってしまい
何と言ったらいいか、「あったかい空っぽ感」とでも言うか
誰もが孤独なのかもしれないし
誰もが誰かを求めているはずだし
何かを手に入れたい「何か」の為に転がって汚れてしまって…
でもその「何か」を手に入れたとしても
その「何か」は永遠に私有できる物じゃないのかもしれない
この景色を私有できないように。

そんな開き直りとも言える感情に押され
昇る朝日に涙するのであります。

帰りに橋のカフェでホットコーヒーを買いオバちゃんと話す。
「もっとこの町にいたい」
「また戻って来なさい」
と美しい笑顔で言ってくれる

橋を下りビーチを歩いていると
またもやデッド先輩、早起きなんだなぁと思ったら
ココアだった。

宿に戻ると他の皆も起きていて朝食を食べている
俺達もパンとコーヒーを入れる(朝食はただ)
本格的に太陽が昇る、メインストリートはそれでも
のんびりと目覚めていく、今日も良く晴れそうだ。

しばらく宿の前でカルロスやサックスプレイヤー達と
のんびりお喋りしながらマッタリと過ごす。

そしてココアといつものカフェへ
サンディエゴ最後のビールを飲む
二人して「タイチがいないと静かだネェ~」と優雅なひと時。
毎日注文をとってくれた可愛いウェイトレスにお別れを
「また来てね」
必ず戻ってくるぜぇ~!気分はターミネーター2

そろそろ行かなきゃとオーシャンビーチに別れを告げ
バスでサンタフェ駅へ、
ココアも見送ってくれるみたいだ。
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DATE: 2006/10/09(月)   CATEGORY: 未分類
国境を越えて#18サンディエゴ
今日もフリーウェイを走る車の騒音で目覚める
ココアも先に起きていたみたいだ。
時計を見るとチェックアウトの時間ギリギリだった
急いで荷物をまとめて、宿を出る

ヒルクレストからオーシャンビーチまでは結構遠い
車が無いのでバスで移動だ

と言っても行き方が分からない、二人で来るバス来るバスに
「このバスはオーシャンビーチに行きますか?」
と聞きまくる
サンディエゴのバスはいくらだったか忘れたけど(結構安い)
乗るときにチケットを買う。
このチケットは買ってから二時間まで
フリーチケットになっていて何度でもバスを利用できるって訳だ

途中「オールドダウンタウン」のバスターミナルで乗り継ぐ
駅には赤い列車が停まっている、これに乗ればメキシコまで
行けるみたいだ。

オーシャンビーチに着いてまず俺達が向かった所は
ビーチに程近いユースホステルだ。
入口には朝食を食べ終えたサーファーや女の子たちが
それぞれのんびり過ごしている。
チェックインをすませ従業員にホステル内を案内してもらう
俺達が寝泊りする部屋には二段ベッドが4台置かれていた
一通り案内してもらい、ココアは洗濯、通りには雑貨屋もあり
そこで石鹸や歯磨き粉などの日用品が手に入る。

ホステル内で一人ぼ~としてると皆気軽に話しかけてくる
一人黒人でプロのサックスプレイヤーがいた
今夜はダウンタウンでライブがあるんだと、プロとは言っても
宿はユースホステル、しかも彼の部屋は部屋と言うより
宿の脇に空いたスペースに雨よけのシートをかけ、
マットが置いてあるだけのスペース。
お互いミュージシャンは辛いのう…とも思うが
彼は堂々と「俺はプロだ」と胸を張って言っていた。
自分の音にも自信があるんだろう。
それで良いんだ、お前はプロのサックスプレイヤーだ。

ただこう言う時に「日本からベガスにライブをしに来たんだ」
と言うとちょっとしたハッタリになるので助かる
相手も俺達をミュージシャンと認めてくれるし
(実際はただのラッキー)話もはずむ

ココアも洗濯を終えてビーチへ
ひたすら砂浜を歩く、ここは別名ドッグビーチとも呼ばれていて
愛犬を皆放し飼いにしてビーチで遊ばせている。
犬同士が喧嘩することもないし、泳ぎの練習をさせてたりと
見ているだけで何だかほのぼのとしてしまう。
日本でも海に行って砂浜を散歩なんてする事の無い俺だけど
こんな綺麗な場所があって毎日散歩するような生活って良いな
と思いました。

夕方俺は「ACE TATOO」へ行き軽くミルトンにお世話になる。

日も沈んで暗くなった頃、沖へ向かってどこまでも伸びる桟橋へ
この桟橋は世界一長いって言われてるらしい
橋の上では釣り人達が熱心に糸をたらしている。
中にはロブスターを釣った家族もいて楽しそうだ。

橋のどん詰まりまで来てベンチに腰をおろすと
自分達がさっきまでいた町が見える。
夜の町の真上にはでっかい満月、
こんな満月は今まで見たことがなかった。月の横を飛行機が
通りすぎていく、今でも真っ先にあの景色を思い出す。
しばらくフルムーンを見つめていたんだけど
危ない所だった、横にいるのはココアだった…
お互いはっとして「お前とかい!!」

橋を下りると売人達、ここが決まった場所なんだろうか、
横では何故かミニアンプでデスメタルを弾いてるヤツ
この景色でデスメタルはないだろう…

そして地元っぽいライブハウスへ行ってみる
夜の9時頃だというのにまだセッティング中、こっちでは
ドラムセットも持込が当たり前みたいだ。
しかしやたらと引っ張る、ステージ前でメンバーが円陣を組み
何やら真剣な表情
俺とココアも「いいから早くやれ~!」と突っ込みまくりだ
そしてライブスタートもろスクールオブロック風なヤツが
ギターをかき鳴らし唄う。曲もアメリカンハードロック
唄も上手いしギターも上手いんだけど、何と言うか
暗いんだよな…凄く引きこもった感じのライブで
何故か俺達「クックックッ…」と不適な笑いを浮かべていた
まぁいくらアメリカだからってどのバンドも良い訳ないよな
でも立派なスクールオブロックっぷりだったぜ。

ライブハウスを出て通りを歩く、どこのバーも開放的で
盛り上がっている。腹が減った俺達は(減った気になっていた)
ハンバーガーショップへ
チキンサンドみたいなのを頼んだんだけど、これが超ビッグ
でも俺達は何故かムキになって食べた。でもさすがにポテトまで
は食べ切れなかった。あのポテト大好きココアも残してたな。

強烈な睡魔に襲われた俺は宿へ、ホステルの前では宿泊者達が
ワイワイ盛り上がっている、同じ部屋のカルロスは
スペイン人で明るく陽気なヤツだ、もう一人同じ部屋の名前は
忘れたがデッカイヤツでアコギを持ったヤツが
「トウキョトッキョトカコク!」を俺に聞いてくる
何度も「トカコクじゃないよ」と行ってるのに
おかまいナシで、カルロスはどこで覚えたか
「チ○コデカイ!」を連発。
二段ベッドの上で横になってたら、一瞬で眠気が襲って来た
外から色々な音が聞こえてくる
まだまだこの町は眠らないだろう…
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DATE: 2006/10/04(水)   CATEGORY: 未分類
国境を越えて#17サンディエゴ
フリーウェイを走る車の騒音で目覚める
ココアはすでに起きてシャワーを浴びサッパリした様子だ
ふとベッドの下に何か落ちている
よ~く見るとそれはタイチだ
うつ伏せになって横たわる姿はただの岩だ

Tシャツを何枚か手洗いしている間にタイチも起きだして
再びオーシャンビーチへ

アメリカに来て天気の悪い日は一日もなかった
この日も素晴らしい青空、風が気持ちいい
港には海軍の軍艦が見える

ビーチへ到着し何をする訳でもなく海に続く通りを散歩
ビーチ沿いに在るTATOOスタジオ「ACE TATOO」を覘いてみる

食べ物屋、コンビニ、古着屋などなど、どのお店に入っても
店員はハーイと挨拶してくるしコッチもハーイと挨拶
調子はどうだい?などの挨拶が当たり前だし
何も買わなくても、ありがとう。と挨拶をして出て行く
こっちの人達にとってはそれが常識なんだろうけど
俺にはとても大切な事だと思った。
だってお互い気持ちいいもん、
通りを歩いてれば男も女も目が合うと気軽に挨拶してくれる
自分が気持ちよくいる為にもそんな当たり目の事が
大切だと思いました。
ただ日本で目が合った女の子に「こんにちは、調子はどう?」
なんて挨拶したら完全に勘違いされるだろうし
相手がヤクザ屋さんなんかだったりしたら
勘違いじゃすまないしなぁ…

ACE TATOOにて俺はココアに「やっちゃえよぉ~」
「刺青なんてタイミングだぜぇ~」
などなどそそのかしていた。
まぁ実際入れたいなぁなんて思っていても日本だと色々と面倒な
場合もあってタイミングを逃している人もいると思う
それに刺青に大義名分は必要ない
好きな女の名前を入れちゃってもかまわないし
入れたからといって強くなる事もないし弱くなることも無い
社会生活で面倒な事は多少あると思うけど
この時代にそんな事で人を評価する人も
刺青を入れるのに大そうな理由を探すことも
屁のカッパにすらならない。

もちろんそんな事を考える事のない
Born To Be Wildなココアは3秒で即決
ミルトンと言う彫り師にやってもらうことに
このミルトンには俺もお世話になったんだけど
凄く優しくて紳士的なヤツで日本の京都が好きだって言ってた

そして昨日も行ったビーチのまん前にあるカフェへ
またもやビール、だって安いんだよねビールが
それに目の前には俺の言語能力じゃ表現できない
素晴らしい景色が広がっているし
デッド先輩達は今日も芝生でモクモクしている

ゆっくり過ぎる時間の流れに俺達はやや不適な笑いをうかべ
なぜか「やったな!」とビールを流し込むのである

ココアがミルトンにお世話になってる間
俺とタイチはダウンタウンにあるサンタフェステーションへ行き
ロスまで行く列車「アムトラック」の時刻表などを入手したり
ロスまで無事帰れるように色々リサーチをしていた。
明後日、俺はこのアムロラックで
一人ロスまでたどり着かなきゃならないしね。

ビーチに戻ると通りではフリーマーケットが行われていた。
チキンのバーべキューが食欲を誘う
綺麗な花々を売る店の綺麗な女性
両手の無いべーシストが
起用に足でベースを弾きながら唄っていた

夕方になるとビーチに人が集まってくる
カップル、ギターを持ったやつ、スケーター
夫婦、犬、売人…etc
あるカップルと話していると
ドレッドヘアーの連中がジャンベを演奏し始めた
自然と人が集まってくる、ビーチはオレンジ色に染まってきた
アフリカンビートに真赤なワンピースを着た女の子が踊りだす
その人々全てがオーシャンビーチだ
一日の終わりに皆ここに来て、ここで海を眺め
隣にいる恋人や、子供、友人、愛犬に語りかける
「今日もありがとう」

ココアも無事彫り終えビーチにやってきた。
正直見た目はあんな彼だが痛いのにはめっぽう弱いんだ。
年中風邪ひいてるしね。

タイチは今日中に車でロスに帰らなきゃならないので
3人で最後の夕食を食べにヒルクレストへ。

タイチも最後だしとちょっと高級な雰囲気のする
タイ料理屋へ行ってみた。と言っても値段は普通
美味しいグリーンカレーを食べ「ワイン飲もうぜ」と
店の外にあるテーブルで夜のヒルクレストに包まれ飲酒
タイチは「帰りたくない」を連発、でもその気持ちはよく分かる
日本を出る前から普段使っていないパワーを捻出し続け
ここサンディエゴでやっと落ち着けたのかもしれない
まぁでもタイチ君、そのパワーを音楽に向けたまえ。

お互い「気をつけろよと」握手をしてお別れ
クラクションを派手に鳴らしてロスへ帰っていった。
しばらく二人でワインを飲んでまったりし
途中マーケットに寄りお酒を買い宿へ

部屋で飲みながら話していたらココアはいつの間にか
寝てしまってた。初めての痛みに大分疲れたんだろう
俺も寝よっと、明日は宿をオーシャンビーチの側に
変えなきゃならないしな。

追伸
ヒルクレストを出たタイチはロスに向けぶっ飛ばしていた
すると後ろからパトカーが
物凄いサイレンを鳴らしてせまって来た。
車を停めタイチは撃たれると思い両手を高々と上げ車から出た
スピード違反だったらしい、
オマワリさんはタイチに「お前ホントに日本人か?」と
何度も聞いてきてみたいだ。
あいつの慌てっぷりを想像すると笑いが止まらねーぜ
結局見逃してもらったみたい、惜しかったな~
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DATE: 2006/10/02(月)   CATEGORY: 未分類
国境を越えて#16サンディエゴ
そう、ここはタイチの言うとおり
「完全なるゲイバー」だった
帰るお客さん達は皆
バーテンのオジサンと熱いキッスをしている…もちろん皆男子
なんかオカシイと思ってたんだよな~だってお客さんは皆
男二人組みだしさ、あと女性同士のカップルもいたりで
一人だけいかにも
「今夜の相手を探してます」なオジーオズボーン似の人とか…

正直焦ったけど、そこは俺達もロックの道を歩む者
同性愛?いいじゃないですか、誰が誰を愛そうと人の自由だ
ただあまり身勝手すぎるのはどーかと思うだけです。
俺だって急に目覚めちゃうかも…

だがしかしトイレなんかに行った時はかなりドキドキした
最中に襲われたらさすがにヤバイと思い後ろを気にしながら
用を足す。
でもそんな心配はしなくてよかったんだと思う。
やばそうな人もいないし、皆明るいし、
市民権を得てるって感じで人生を楽しんでる感じがした。
まぁ勝手な想像だけどね。

でもよぉ~よぉ~く考えたらさぁ
この状況って彼らから見たら
俺とタイチがカップルって事でしょ?
しかもタイチときたら
結構ごっついしフレディマーキュリーみたいな髭だし
俺はなんか青っ白いボーヤ風だし…

ん…?まてよ?つうことはよ、俺はタイチに…

何だか今まで二人ではしゃいでたのが嫌になり俺は
「煙草吸ってくるわ」といったん外に出た

夜のヒルクレストはほとんどの店が閉まりとても静かだ
今週は砂漠からの熱風が流れてきて急に熱くなったと
宿のオーナーも言っていた。
しかし夜は冷えるな、ジャージ着てきて良かった。
明日もオーシャンビーチに行こっと
煙草を一本吸い店内に戻ろう、
あまり一人にするのも良くないだろうと思い
入口の扉に手をかけた

「……?」

あれ?開かなーぞ!オイ!ちょっとぉ~!
この店だけか、どの店もそうなのか、ある時間になって
外に出ると自動で鍵が閉まり入れなくなるシステムだったみたい

ちょっとこれはヤバイ、携帯も無いし、外からも中からも
お互いを確認できない、
ゲイバーで一人ぼっちのフレディマーキュリー
ゲイバーの前で一人立ちんぼのボーヤ
お互いちょっとヤバイ
頼むタイチ気付いてくれ!
どれ位待っただろうか、全然タイチは出てこない何かあったか?
まぁ旅だしそんな思いがけない体験もいいんじゃない?
と、思い俺は宿へ帰ろうと思った。
「すまんタイチ、お前なら大丈夫だよ。逆にやってやれ」

歩き出した瞬間、ガチャッと音がしてタイチが飛び出してきた
「帰ろうっ!!」

そして何とか無事店を出て宿へ向かった。
歩きながら笑いが止まらなかった。
タイチもドキドキしながら俺をずっと待ってたら
一人で来ていたちょっと怪しいオジーオズボーン似の男が
タイチの側によって来たみたいで、
ヤバッ!と思い外に飛び出してきたみたいだ。
もうホントあの時のアイツの顔ったらなかったよ
二人で腹を抱えながら宿へ着いて
一人マッタリ過ごしていたココアにも報告しながらも
笑いが止まらなかった。

そして俺はいつの間にか寝てしまった。

タイチはゲイバーの夢でも見てたのか
「NO!のぉ~!」なんて寝言を連発していたみたいで
またそれでココアは朝まで寝れなかったみたいだ。

明日は朝からオーシャンビーチへ行こう。
そして何もせず何も考えず過ごそう。
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