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DATE: 2007/05/05(土)   CATEGORY: 未分類
タイトルなし
20070505182050
はて、どこぞに流れようかと電車に揺られ、
なんとなく流れついたのは
浅草は雷門前
電車の中で読んでいた
「古典落語、圓生集」がそうさせたのか、
理由は定かではないが、
兎に角、一人雷門前にたどり着いたのです。

ゴールデンウィークということで、
かなりの人の数、仲店を歩き
お賽銭をなげ手を合わせるが
特にお願いすることもなく、
お天気いいですねぇ~、こんだけお賽銭投げる人が多いと神さんも大変でしょうな、少し貰っときましょうか?
などとほざき、頭を垂れて
本堂の階段を降りると
人だかりができている、
気になり覗いてみると、
なんと猿回し、お猿さん賢いね~、腹なんかかいちゃって、

逆立しながらジャンプしたりと、お客さんを喜ばしている。
俺も思わずパチパチと拍手をするのですが、
一人、にやけている自分が少し切なくなり、
その場を後に
一通り歩き回り、夕暮れが来たので、
冷えたビールでも飲みましょうと、
飲み屋が並ぶ通りを歩く
ホッピーや煮込みなどを置く店が通りの両サイドに並び、
店前に出してあるテーブルも人でうまっている。
カウンターの空いている店を一軒見つけ、
ビールを、
地元の人やら方々から遊びに来た人やらで賑わっている
レバーをつつき、巨人対中日の中継を見るともなしに眺め、
考え事の一つや二つを片付けようと思ったけど、
考えるのも面倒臭くなった。

二杯目のウーロンハイを飲みほし勘定を払い外へ、
結構酔ってるな~と思いながらも風が気持ちいい

そして目の前に現れたのは
「浅草演芸ホール」
フラフラ~とやって来たが、
最後を江戸落語でしめるのも、我ながら上出来だと思い
早速チケットを買い中へ、
やはり圓生師匠に誘われたのか…

ホールは、と言ってもそんなに広くはない、いわゆる寄席
連休とあって満員。
ちょうど川柳という落語家が話ていた。

それから3時間、俺は笑いっぱなしだった。

粋曲の小菊さんてのも良かったね。
三味線を弾いて、どどいつなんかを唄うんだけど
また声が色っぽくて、
たまらないね。綺麗だし

金馬やさん喬、小三治あたりの名人になると、
名前が出ただけで、拍手がわく、
ゆっくりと袖から出てくる時の姿がかっこいい、
オーラが出ているのです。
俺は何度も心の中で、
「かっちょいい~!」を連発していた。

こじき、ちょっと頭のネジが抜けた馬鹿や
長屋に住む貧乏人
社会の底辺で暮らす者達が
お侍さんや大名相手に
すっとぼけた事を、じゃんじゃんと爽快にやらかす。
そんな噺に俺達は、
笑い拍手をおくる。
過酷な労働を強いられた
奴隷達から生まれたブルースにどこか似ている…
なんてのは言い過ぎかな。

人情話にもホロッとさせられます。
先代の金馬師匠の「薮入り」なんて涙なくして聴けません。
まぁどれも落語、最後には素敵なオチがあります。
なんだか脳味噌を洗濯してもらった気分ですよ。
外へ出るとすっかり暗くなり、
人通りも静かだ、
しん…と静まりかえった仲店通りを歩き再び雷門、

「やい風神、飛ばしてみせやがれ」

電車に乗り地元へ到着し、
家とは逆側の線路向こうへ、

一応ジャズバーということになっているが、
そんな洒落た店では決してない、いつもの店へ、
店内にはお客さん俺一人、
「ユダ君、どうせ今日は客来ないから落語でも聴くか?」
60を越えるマスターは子供の頃から年期の入った落語ファンなのです。
「良いですねぇ~」

まず金馬の「居酒屋」
そして圓遊の「野ざらし」
最後はまたも金馬の「唐茄子屋」(全てアナログ盤)

途中、何人かお客さんが来たが
「ここってジャズバーだよね?」
などとぬかして一杯飲んで帰っていく、
俺達はおかまいなしで
「くっくっくっ」
「あっはっはっはぁ~」
と脳味噌の洗濯に励んでいたのです。
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