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DATE: 2006/10/12(木)   CATEGORY: 未分類
国境を越えて#19サンディエゴ
側頭部がズキズキ痛む
寝ぼけてベッドの手すりに思いっきり頭をぶつけたみたいで
完全に目が覚めてしまった。
外はまだ暗い、他の連中は眠ってるみたいだ。
そ~とベッドを降りて外に出た。

ホステルはビーチのメインストリートに面した所に建っている。
時計を見るとまだ朝の5時頃で結構冷える
通りは静かに寝静まっているけど、まだ昨夜の宴の余韻が
残っている、空は紫色だし何だか気持ちは凄く落ち着いて
ちょっとした充実感が湧いてくる。
入口のスペースに腰をかけて煙草をすっていると
同じホステルに泊まる男二人組みがやって来た
「お前は寝ないのか?」
「目が覚めちゃったよ」
「そうか、俺達は寝ないぜ!」
と、何だか変なテンションに笑ってしまった。

少し朝日が昇りはじめて来たので、ビーチに向かう
しかも俺の下の段に寝ていたヤツが荷物を散乱させていたので
サンダルが見つからなくて裸足だった。
(でも本当はそいつが俺のサンダルをしまって置いてくれてたんだけどね)

そーだ桟橋を渡ろう、夜にしか歩いてないしな。

もうすでに何人かの釣り人達が糸をたらしている
橋の途中にあるカフェも開いていて、そこのおばさんは
最高にキュートな笑顔の持ち主だ。

橋のどん詰まりまで来て
昨日ココアと来た時と同じベンチに座ると夜明けの町が見える
なんて美しい所なんだろう…
今日俺はサンディエゴを出なければならない
美しい町、美しい海、美しい笑顔、
昇り続ける朝日を見ていると、自分はバンドマンだとか
日本人だとかも、辛かった事も、嬉しかった事も
そんなさまざまな思いもどこかへ行ってしまい
何と言ったらいいか、「あったかい空っぽ感」とでも言うか
誰もが孤独なのかもしれないし
誰もが誰かを求めているはずだし
何かを手に入れたい「何か」の為に転がって汚れてしまって…
でもその「何か」を手に入れたとしても
その「何か」は永遠に私有できる物じゃないのかもしれない
この景色を私有できないように。

そんな開き直りとも言える感情に押され
昇る朝日に涙するのであります。

帰りに橋のカフェでホットコーヒーを買いオバちゃんと話す。
「もっとこの町にいたい」
「また戻って来なさい」
と美しい笑顔で言ってくれる

橋を下りビーチを歩いていると
またもやデッド先輩、早起きなんだなぁと思ったら
ココアだった。

宿に戻ると他の皆も起きていて朝食を食べている
俺達もパンとコーヒーを入れる(朝食はただ)
本格的に太陽が昇る、メインストリートはそれでも
のんびりと目覚めていく、今日も良く晴れそうだ。

しばらく宿の前でカルロスやサックスプレイヤー達と
のんびりお喋りしながらマッタリと過ごす。

そしてココアといつものカフェへ
サンディエゴ最後のビールを飲む
二人して「タイチがいないと静かだネェ~」と優雅なひと時。
毎日注文をとってくれた可愛いウェイトレスにお別れを
「また来てね」
必ず戻ってくるぜぇ~!気分はターミネーター2

そろそろ行かなきゃとオーシャンビーチに別れを告げ
バスでサンタフェ駅へ、
ココアも見送ってくれるみたいだ。
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